APC Japan - American Power Conversion

APC冷却ソリューションの4つのカテゴリ

  1. ラック最適化 高密度化しつつあるラック環境そのものを改善
  2. ファン対応 既存の空調設備の冷却能力をサポートするラック取り付け型のファンにより最適化
  3. 高密度空調 高い熱密度のラックに近傍し、集中的に冷却を行う事で問題を解決
  4. RACS* 冗長化された密閉型のシステムで冷気を循環させる


1) 高密度化した環境に最適化されたラック NetShelter SX
発熱量の大きなIT機器を冷却するのに必要な冷却風量をラック内部に導くため、前面・背面の開口率を業界最高水準の66%まで拡大したラック(写真1)です。

写真1:NetShelter SX
また、ラック内の未使用スペースは排熱された空気の通り道となり、ラック内で排熱が循環する危険性があるため、写真2のようなブランクパネルも同時に使用する事が有効です。

写真2:ブランクパネル
■NetShelter SX 製品の機能と特長
熱問題を解決
  • 大部分のサーバベンダの推奨値を上回る開口率を確保(前面66%、背面74%)
  • 排気が回り込まないラック構造
  • 他の冷却機器をマウントする事で、より高密度な環境にも適応可能
マルチベンダ対応
  • EIA規格に準拠している主要なメーカーの器機を搭載可能
搬入時の手間を軽減
  • キャスターを含めた高さが2m以内となり 、室内への搬入が容易
  • 着脱容易な二分割サイドパネル
管理性の向上
  • 前後19インチマウンティングレールの両面に“U”目盛表示があり機器搭載作業が容易
  • 前後の位置調整可能な19インチマウンティングレール
  • 観音開きリアドアでスペース効率アップ
  • 底面、天板、背面の各所に豊富なケーブリングスペースを確保
  • 工具なしでラックマウントPDUなどのアクセサリを取り付け可能

2) 既存の室内空調や精密空調の冷却能力をサポートするラック取り付け型のファン Air Distribution Unit / Air Removal Unit

部屋全体の冷却能力は確保されている場合、一部の発熱密度の高いラックにファンを使用した通風補助機器を追加で取り付けることにより、空気の流れを改善し、冷却能力を3〜12kW程度まで向上させることができます。このAir Distribution Unit (写真3)は、フリーアクセスフロア下もしくはデータセンタフロアの下部の冷気をラック前面のサーバの吸気口まで強制的に供給します。


写真3:Air Distribution Unit
Air Removal Unit(写真4)はラック背面に装着し、ラック内の熱せられた排気を強制的に上部に排出します。これらの補助機器を使用することにより、ラック毎の通気量を設計どおりに確保することができます。

写真4:Air Removal Unit
■Air Removal Unit 製品の機能と特長
冗長化
  • 4つのファンの一つが故障しても、冗長化されているため機能低下がありません。ファンはモジュール形式のため短時間で交換が出来ます。また入力電源も冗長化されています。
ゼロ “U”
  • Air Removal UnitはNetShelter SX の背面に取り付けますので、ラック内のUスペースを無駄にしません。
調整可能なマウントフレーム
  • Air Removal Unitは42Uもしくは 48U のラック高さに対して調整可能となっています。
容易な操作性
  • 本体に設置されたLCDディスプレイにより、ドアを開けずに操作可能です。機器の設置場所でローカルに監視・操作するだけではなく、ネットワーク経由での監視・操作も可能です。
オプションの排気ダクト
  • オプションの排気ダクトにより熱せられた排気を外部に排出し、室内の冷気と交じり合わないようにする事が可能です。※Air Removal Unit からの排気は専用の排気ダクトもしくは天井裏を通してエアコンに戻るように誘導する事を推奨しています。

3) 高い熱密度のラックに対応し、集中的に冷却を行う InRow 冷却システム InfraStruXure™ InRow RC
発熱量が5kWを超えるラックが複数台並ぶ場合には従来のパッケージエアコンとフリーアクセスフロアの組み合わせでは冷却風量が確保できないため、ラックの近傍で熱を処理する必要があります。APCでは、ラックの列(Row)内に設置するモジュール式の冷却システム 「InRow冷却システム」を開発し、海外で既に納入実績を得ています。この製品は冷却能力を最大限に高めるため、冷水を使った熱交換システムを採用しています。

写真5:InRow冷却システム前面
■InRow RC 製品の機能と特長
ラック列へ組み入れる事で冷却性能が向上
  • InRow RCはラックの列に組み入れて設置する事で、高温の排気をラックのすぐ横で取り込む事が可能です。
  • ホットアイルとコールドアイルの完全な分離と、ラック列単位冷却により、ホットスポットの発生がありません。
  • サーバから排出される熱せられた空気を、冷水使用高効率熱交換器により、効率的に処理できます。
ラックの前面で操作
  • 負荷機器を搭載したラックと同一の列に並べて運転でき、予防的なアラーム機能がユニットのサービス性を高めます。
管理性
  • インテリジェントな事前対応型の制御システムと、ネットワーク経由でリアルタイムのモニタリングが可能です。
冗長化と信頼性
  • 前面の冷却ファンは運転中にも交換できるホットスワップ対応です。
  • 入力電源の二系統に加え、ケーブル系統と水配管系統を完全に分離しシステムの信頼性を確保しています。
可用性
  • ダイレクトドライブ・ファンの採用で、高い信頼性と低い保守コストを実現します。
  • プーリやベルト、ベアリング等に代えて可変周波数ドライブ(VFD)を採用、部品点数が減少し、省スペース且つ保守の手間が軽減できます。
  • システムのディスプレイ上でモータ速度が変更でき、冷却風量を容易に調整できます。

4) RACS (Rack Air Containment System)
NetShelter SXラックとInRow RC 冷却ユニットの前面及び背面に設置して、冷却効率を最大限に高めるダクトシステムキャビネットです。
サーバを冷却して熱せられた空気をホットアイルからInRow冷却ユニットに完全に還流させることにより、ラック単位でもラック列単位でも最大限の冷却効果が得られます。既設サーバルームへの設置も可能です。また、完全なキャビネットシステムにより騒音が低減されます。

写真6:Rack Air Containment System
■RACS製品の機能と特長
背面キャビネット
  • サーバの排気をInRow 冷却ユニットに完全に還流させることにより設計された容量に合致した冷却性能を実現します。
前面キャビネット
  • InRow冷却ユニットから供給される冷気は隣接するIT機器に供給されます。
モジュール方式
  • NetShelter SX 標準ラックに対応して最大のフレキシビリティと拡張性を提供します。
透明ドア
  • 空気を閉じ込める密閉型のキャビネットですが、透明ドアにより内部のIT機器は見ることが可能です。
圧力センサ
  • 圧力センサによってファンの回転数制御をすることによりシステム効率を最大化します。
騒音の低減
  • 前面、背面のキャビネットによりラックに収納された機器の騒音を低減します。

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